こんにちは、ファミリーサイクルラボのりぃです。
私は5年前にギュット・クルームR・DXを購入し、後から前乗せチャイルドシートを追加して、子ども2人を乗せてきました。
子乗せ電動自転車って、走り始めてしまえば電動アシストのおかげで思った以上にラクです。でも、初めて乗ったときに私が気を使ったのは、走行中よりもむしろ子どもの乗せ降ろしと発進するまでの時間でした。
30kg前後ある車体に子どもと荷物が加わるので、普通の自転車と同じ感覚で扱うと「こんなに重いの?」と感じるかもしれません。特に子ども2人を乗せる場合は、前後どちらから乗せるかによって車体の安定感も変わります。
我が家では、まず荷物を安定させ、子ども2人を乗せていた頃は後ろの子を先、前の子を後という順番にしていました。この乗せ方で、私は一度も乗せ降ろし中に転倒していません。
もちろん、自転車やチャイルドシートの種類、子どもの年齢や体格によって扱いやすさは違います。この記事では私が実際に続けてきた方法をベースに、子乗せ電動自転車が怖いと感じている人にも分かるよう、乗せ降ろしのコツと練習方法を順番に紹介します。
- 子どもを安全に乗せ降ろしする順番
- 転倒しにくくする停車時のコツ
- 子乗せ電動自転車に慣れる練習方法
- 怖いと感じる場面と無理をしない判断基準
乗せ降ろし前に車体を安定させる

子乗せ電動自転車の乗せ降ろしで一番大切なのは、子どもを持ち上げることより先に自転車そのものを安定した状態にすることです。
子どもが動いてから慌ててハンドルを押さえるのではなく、「ここなら乗せられる」という状態を先につくっておきます。
平坦で足場のよい場所に停める
まず私が毎回気をつけているのが、できるだけ平坦な場所で乗せ降ろしすることです。
ほんの少しの傾斜でも、子どもを乗せた重い自転車では影響を感じます。道路の端には排水のための傾斜が付いている場所もありますし、駐輪場でも地面が斜めになっていることがあります。
子どもを乗せる前に、「スタンドを立てた車体が左右どちらかに傾いていないか」を見てみてください。
特に避けたいのは、坂の途中、段差の上、砂利、滑りやすい路面です。スタンドがしっかり地面に接していないだけで、子どもが身体を動かしたときの揺れが大きく感じられます。
乗せ降ろしする場所選びも安全対策のひとつです。数メートル移動すれば平らな場所があるなら、私はそちらまで押してから子どもを乗せるようにしています。
スタンドがロックしたか確認する
子乗せ電動自転車は、一般的な自転車より大きく安定した両立スタンドを採用している車種が多いです。ただ、立てただけで安心するのではなく、スタンドが正常な位置まで入っているかを確認してください。
パナソニックも、子どもの乗せ降ろしではスタンドロックが正常なロック位置になっていることを確認するよう案内しています。
私もギュットを停めたら、子どもを抱き上げる前にスタンドの状態を一度確認します。急いでいる朝ほど、このひと手間を飛ばさないことが大事かなと思います。
また、サークル錠を施錠した状態で無理にスタンドを解除すると、バランスを崩しやすくなるので注意が必要です。(出典:パナソニック「電動アシスト自転車メンテナンスガイド」)
ハンドル固定を過信しない
ギュットシリーズには、スタンドを立てるとハンドルのふらつきを抑えてくれる仕組みがあります。子どもを乗せるときにはかなり助かる機能です。
ただし、ここは勘違いしないでほしいところ。
ハンドルを完全に動かなくする機能ではありません。パナソニック公式でも、ハンドルを完全に固定する機能ではないと案内されています。
そのため、「ロックされているから大丈夫」と車体から離れるのではなく、乗せ降ろし中はすぐ支えられる位置に立っておく方が安心です。
子どもをチャイルドシートに座らせたまま、自転車から離れるのは避けてください。スタンドやハンドル固定機能があっても、子どもが身体を動かせば重心は変化します。
子乗せ電動自転車をこれから使い始める人は、購入時に必要になる用品や納車時に確認しておきたいポイントも子乗せ電動自転車に必要なものの記事でまとめています。

安全に子どもを乗せる順番
子ども2人を乗せる場合、「前と後ろ、どっちから乗せればいいの?」と迷う人もいると思います。
ここは車種や子どもの体格によって絶対的な正解があるわけではありません。ただ、私がギュット・クルームR・DXで続けてきたのは、荷物を先に置き、後ろの子、前の子という順番です。
最初に荷物を安定させる
私の場合、子どもより先に荷物を載せます。
保育園バッグや買い物袋を持ったまま子どもを抱っこすると、片手がふさがりますよね。その状態で重い自転車を支えるのは、わざわざ難易度を上げているようなものです。
そのため、まず自転車を平坦なところへ停めてスタンドを立て、それからバッグなどをカゴへ。

ただし、荷物をハンドルにぶら下げる方法はおすすめしません。左右の重量差が生まれますし、袋が前輪周辺に入り込むのも避けたいところです。
カゴや決めた収納場所へ荷物を入れたら、両手を自由にしてから子どもの乗車へ。これだけでも朝のバタバタがかなり減ります。
二人なら後ろの子から乗せる
我が家で2人乗せしていた頃は、後ろの子を先に乗せ、そのあと前の子を乗せていました。

理由は、前乗せに座る下の子の方がまだ小さく、じっと待つことが難しかったからです。
先に前へ乗せてしまうと、その状態で私は車体後方へ移動し、上の子を持ち上げることになります。その間に下の子が身体を左右に振ったり、ハンドル周辺を触ったりするとヒヤッとします。
一方、先に後ろへ上の子を座らせてベルトを締め、そのあと前へ下の子を乗せれば、最後まで私はハンドルに近い位置へ戻ってこられます。
我が家の場合、この方法が一番やりやすく、乗せ降ろしで転倒したことはありませんでした。
もちろん「後ろからなら絶対に転倒しない」という意味ではありません。前後のチャイルドシートの種類や子どもの大きさによって重心は変わるので、実際の自転車で扱いやすい順番を確認してください。
前の子は最後に乗せる
後ろの子のベルトまで終わったら、私は最後に前乗せへ下の子を乗せていました。

前乗せは運転者のすぐ目の前にあるので、子どもを乗せたあとの動きを見やすいのがメリットです。
座らせたら、足が正しい位置に入っているか、衣服がベルトに挟まっていないかを確認し、シートベルトを装着します。
冬の厚手の上着やレインウェアを着ている日は、普段と同じベルト位置でもゆるく感じることがあります。逆に薄着になる季節は、以前の調整のままだとベルトに余裕が出ることも。
季節が変わったときは「いつもの位置だから」と決めつけず、子どもの身体に合っているか確認するといいですよ。
一人乗せでも手順は固定する
子ども1人だけなら気楽に感じますが、私は手順を大きく変えない方がいいと思っています。
停車場所を決める、スタンドを確認する、荷物を置く、子どもを乗せる、ベルトを締める。
毎回だいたい同じ順番にすると、「今日はベルト締めたっけ?」という抜けも起こりにくくなります。
特に朝は、時間、天気、忘れ物、子どもの機嫌など考えることがいっぱい。手順を身体で覚えてしまった方がラクです。
降ろすときは乗せる順番を逆に
目的地へ着いたときも油断しやすいところです。無事に走れた安心感から急いで降ろしたくなりますが、停車してから子ども全員が地面に立つまでが乗車時間だと私は考えています。
前の子から先に降ろす
私が2人を降ろすときは、乗せるときとは反対に前の子を先、後ろの子を後にしていました。
先ほどと同じで、前に乗っていた下の子の方が小さく、動きやすかったからです。
まず平坦な場所でスタンドをしっかり立て、前の子のベルトを外して抱き上げます。そのあと後ろの子を降ろす流れです。
前席が空けばハンドル周辺の重さも減るので、私の場合はこちらの方が扱いやすく感じました。
兄弟姉妹の年齢差によっては、先に降ろした子が道路側へ歩き出さない工夫も必要です。私は子どもに「ここで待っててね」と場所を決めてから、もう一人を降ろしていました。
荷物は子どものあとに降ろす
降車時の荷物は、私は子どもを全員降ろしてから取ります。
子どもをチャイルドシートに残したまま買い物袋を運んだり、荷物を家へ置きに行ったりすると、その間は自転車をすぐ支えられません。
「ほんの数秒だから」と感じるところですが、子どもが動くタイミングはこちらでは決められません。
そのため、まず子ども。そのあと荷物。この順番にしておく方が安心です。
怖いなら空車から練習する

子乗せ電動自転車を初めて押したとき、「想像していたより重い」と感じる人は珍しくないと思います。
30kg前後ある車体も多く、そこへ子どもや荷物が加わります。怖さを感じた状態でいきなり子どもを乗せ、交通量の多い道路へ出る必要はありません。
まずは子どもを乗せず、自転車だけで練習するのがおすすめです。
最初は押し歩きに慣れる
私がまず慣れてほしいと思うのが、乗ることではなく押すことです。
駐輪場から出す、方向転換する、スタンドを立てる、狭いところで向きを変える。日常ではこうした動作をかなり使います。
平坦で広い場所なら、ハンドルを持って真っすぐ押し、止まり、少し曲がる練習をしてみてください。
車体を身体から離しすぎると傾いたときに支えにくいので、無理のない位置を探します。
電動自転車だからといって、押しているときまで軽いわけではありません。むしろ車重を感じるのは駐輪場や押し歩きの場面です。
押し歩き機能が気になっている人は、ギュットクルームのキーレスや押し歩き機能の記事でも紹介しています。

発進と停止を繰り返す
押し歩きに慣れたら、次は子どもを乗せずに発進と停止の練習です。
子乗せ電動自転車はアシストがあるため、こぎ始めると普通の自転車とは感覚が違います。最初のひとこぎで「あ、進む」と感じることもあるでしょう。
だからこそ、いきなり交通量の多い道路へ行かず、広く安全な場所で発進して数メートル走り、ブレーキをかけて止まる。この動作を繰り返して感覚を覚えておくと安心です。
急に強く踏み込むのではなく、ハンドルを真っすぐ保ってゆっくり発進します。
停止するときは、完全に止まってから足を地面へ。サドルが高すぎて足がほとんど届かない状態なら、子どもを乗せる前に販売店で高さを見直してもらうのも選択肢です。
低速で曲がる感覚を覚える
真っすぐ走ることに慣れたら、広い場所で大きな円を描くように曲がります。
いきなり小回りしようとするとハンドルを大きく切ることになり、車体が傾きやすくなります。
特に前乗せチャイルドシートを付けていると、ハンドル周辺の感覚が普通の自転車と違います。前後2人乗せならさらに重量も増加。
まずは大回りで十分です。「このくらいハンドルを切ると、このくらい曲がる」という感覚を覚えることが先。
狭いところで無理にUターンせず、一度降りて押した方が安全な場面もあります。
最後に子どもを一人乗せる
空車である程度扱えるようになったら、初めて子どもを乗せて同じ動作を試します。
2人乗せ予定でも、可能なら最初から2人を乗せて練習するのではなく、一人の状態で重さの違いを感じてみると分かりやすいです。
子どもが乗ると、自転車そのものの重量だけでなく重心の位置も変わります。
特に後ろ乗せは後方へ重量が増えます。パナソニックも後ろ用チャイルドシートについて、重心が後方になり転倒に注意するよう案内しています。
「空車では平気だったから同じ」と考えず、子どもを乗せたらもう一度、発進・停止・ゆるいカーブから確認してみてください。
転倒を防ぐために意識するコツ

子乗せ電動自転車は、力だけで支えようとすると疲れます。私が5年間乗って感じるのは、倒れそうになってから腕力で何とかするより、そもそも不安定になる状況をつくらないことの方が大事ということです。
乗車中は車体から離れない
子どもがチャイルドシートへ座ったら、自転車から離れない。これはシンプルですが重要です。
スタンドが立っていても、子どもは突然後ろを振り返ったり、何かを取ろうとして身体を傾けたりします。
子ども1人なら小さな動きでも、車体全体では意外と大きな揺れになることがあります。
忘れ物に気づいたら、面倒でも一度子どもを降ろして取りに戻るくらいの方が安心ですよ。
急坂では無理をしない
電動アシストがあると坂道もかなりラクですが、「電動だからどこでも行ける」とは考えない方がいいです。
急坂で一度止まると、再発進するときには車体と子どもの重量を支えながらペダルを踏む必要があります。押して上る場合もかなりの重さ。
慣れるまでは、少し遠回りでも勾配のゆるい道を選んだ方が私はいいと思います。
毎日の送迎では数分短縮することより、「この道なら落ち着いて走れる」と思えるルートの方が結果的に使いやすいものです。
狭い道では降りて押す
細い道で歩行者が多い場所や、駐輪自転車が並んだところでは、乗ったまま抜けようとしない選択も必要です。
子乗せ電動自転車は幅も重量もあります。前後にチャイルドシートを付ければ、普通の自転車より取り回しにも気を使います。
「ここ通れるかな」と迷ったら、一度止まる。そのうえで安全に押し歩きできるなら降りる。私はこのくらい慎重でちょうどいいと思っています。
歩行者が多い場所では歩行者優先です。自転車は車両の仲間なので、道路上では自転車の交通ルールを守る必要があります。(出典:警察庁「自転車は車のなかま」)
雨の日はいつも以上に慎重に
雨の日は路面が滑りやすいだけでなく、レインウェアや荷物が増え、親も子どもも動きにくくなります。
さらにレインカバーを付けると、普段とは子どもの乗せ降ろし方も少し変わります。
急いでいる朝ほど大変ですが、雨の日こそ平坦な場所へ停め、スタンドを確認してから乗せる流れを崩さない方がいいです。
我が家で長く使っているレインカバーについては、ギュット純正レインカバーの実体験レビューで詳しく紹介しています。

乗る前に確認したい安全対策
乗せ方を覚えても、タイヤやブレーキ、チャイルドシートの状態が悪ければ安心して走れません。
毎回大がかりな点検をする必要はありませんが、乗る前に目と手で確認できるところは見ておくといいですよ。
ヘルメットとベルトを確認する
チャイルドシートへ座らせたら、シートベルトだけでなくヘルメットも確認します。
道路交通法では、自転車を利用する人のヘルメット着用が努力義務となっており、幼児や児童を保護する立場の人には、子どもを自転車へ同乗させる際に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めることが求められています。
警察庁も、幼児・児童を同乗させる場合はヘルメットを着用させるよう案内しています。
子どもの頭のサイズに合った子ども用自転車ヘルメットを選び、あごひもがゆるすぎないかも確認してください。
チャイルドシートのベルトも同様です。肩から外れていたり、バックルが最後まで入っていなかったりしないか、発進する前に一度見ます。

ブレーキとタイヤを見る
子どもを乗せた自転車は総重量が大きくなるので、止まるためのブレーキはとても大切です。
レバーを握ったときにいつもより深く入る、変な音がする、効き方がおかしい。こうした違和感があれば、そのまま子どもを乗せて出発しない方がいいでしょう。
タイヤも、空気が極端に減っていないか目で見ます。
私は5年間使っていて、「昨日まで乗れていたから今日も大丈夫」と決めつけず、いつもと違う感覚があれば一度確認するようにしています。
自宅で見られる場所と自転車店へ頼んだ方がいい場所は、子乗せ電動自転車のメンテナンス記事にもまとめました。

後ろを見る装備も検討する
子どもを乗せて走ると、後方確認のために大きく身体をひねることが怖いと感じる人もいると思います。
必要に応じて、自転車用バックミラーや反射用品を取り入れるのもひとつです。ミラーがあれば後方を確認する補助になりますし、反射用品は夕方や暗い時間帯に自分たちの存在を知らせるのに役立ちます。
ただし、どちらも安全確認を補助するものなので、ミラーだけに頼らず、自分の目でも周囲を確認してください。
子乗せ電動自転車が怖いとき
「買ったけれど怖くて乗れない」「子どもを乗せると急に緊張する」という感覚は、無理に消そうとしなくて大丈夫です。
怖さは、まだ車体の重さや動き方に慣れていないというサインでもあります。段階を飛ばさず、自分が扱える範囲を少しずつ広げていきましょう。
足が届く高さに調整する
停止したときに足がほとんど地面へ届かない状態では、子どもを乗せたときの不安も大きくなります。
サドルの適正な高さは体格や車種によって異なりますが、子乗せ電動自転車に慣れていない時期は「停止したときに自分で支えられるか」を重視した方がいいでしょう。
自分で調整してよいか分からない場合は、購入した自転車店へ相談してください。
ほんの少し高さを変えただけでも、信号待ちの安心感が変わることがあります。
交通量の少ない道から始める
自転車の扱いに慣れていない段階で、狭い道路、大きな交差点、交通量の多い幹線道路をまとめて経験する必要はありません。
最初は近所の広い道や交通量の少ない時間帯から。
保育園までのルートも、自動車なら最短の道が、自転車にとって一番走りやすい道とは限らないんですよね。
私は数分の差なら、道幅があり見通しのよいルートを選ぶ方がいいと思っています。
風が強い日は乗らない選択も
子乗せ電動自転車は重いから風に強そうに見えますが、チャイルドシートやレインカバーが付いていると横風を受ける面積が増えます。
特に突風がある日は、停車中にも車体が揺さぶられます。
「今日は怖い」と感じるほどの天候なら、徒歩、公共交通機関、車など別の移動方法へ切り替えるのも立派な安全対策です。
毎日自転車で行くと決めてしまうと、無理をしやすくなります。乗らない日があってもいいんです。
よくある失敗と避けたい行動
子乗せ電動自転車の扱いは、特別な運動神経が必要なものではありません。ただ、日々のちょっとした行動が車体を不安定にすることはあります。
私自身も「これはやらない」と決めていることがあります。
子どもを乗せたまま離れる
避けたいことの筆頭が、チャイルドシートへ子どもを座らせたまま自転車から離れることです。
忘れ物を取りに行く、荷物を家に運ぶ、もう一人の子を迎えに行くなど、日常では「数秒だけ離れたい」場面があります。
でも、その数秒に子どもが動かない保証はありません。
スタンドを立てていても、子どもが乗った車体は重心が高くなります。面倒でも一度降ろす方を選んでください。
ハンドルに重い荷物を掛ける
買い物袋や保育園バッグをハンドルへ掛けたくなることもありますが、私は避けています。
左右どちらかへ重量が偏ればハンドル操作に影響しますし、袋が揺れて前輪周辺へ近づくのも気になります。
荷物はカゴなど車体で想定された場所に載せ、積載できる重量や使い方は自転車の取扱説明書に従ってください。
倒れ始めた車体を無理に支える
子乗せ電動自転車はかなり重いです。
大きく傾いた状態から腕力だけで戻そうとすると、親が腰や腕を痛める可能性もあります。
だからこそ、倒れかけてから頑張るのではなく、平坦な場所を選ぶ、スタンドを確認する、子どもを乗せたまま離れないという倒れ始める前の対策が大切です。
「私は力がないから無理なのかな」と思う必要はありません。力比べにしない乗せ方をつくっていきましょう。
毎日の乗せ降ろしをラクにする

安全を意識することは大切ですが、毎朝ものすごく慎重な儀式をする必要はありません。
同じ順番を繰り返していると、だんだん自然に身体が動くようになります。
家族で乗せる順番を決める
夫婦など複数の人が同じ子乗せ電動自転車を使う家庭なら、「荷物はここ」「子どもはこの順番」「降ろすときはこちらから」と大まかな流れを共有しておくといいと思います。
子ども自身も順番を覚えるので、「次は私が後ろね」「ベルトするよ」と動きやすくなります。
毎回まったく違う方法にするより、家族の定番をつくるイメージです。
子どもにも待つ場所を伝える
意外と大事なのが、自転車へ乗る前と降りた後の子どもの居場所です。
親がスタンドを立てている横を子どもが走り回ってしまうと、自転車だけでなく子どもの位置にも注意を向けなければなりません。
「ここで待ってね」「ママが呼んだら乗ろうね」と毎回同じように伝えておくと、少しずつ流れを覚えてくれます。
もちろん年齢によって理解できる範囲は違います。それでも、乗せ降ろしも親だけの作業ではなく、親子で覚えていく習慣にするとラクですよ。
時間に余裕を持って出発する
一番難しいけれど効果が大きいのが、数分だけでも余裕を持つこと。
朝は「早く乗って」「靴履いて」「忘れ物ない?」となりやすいですよね。私もあります。
でも、急いでいるとスタンド確認やベルト確認のような、本来飛ばしたくないところまで早く済ませたくなります。
最初のうちは特に、乗せ降ろしの時間も送迎時間へ入れておきましょう。
安全に使うための考え方
子乗せ電動自転車は、保育園や幼稚園の送迎、買い物など家族の移動をかなりラクにしてくれます。
一方で、電動アシストがあるから車体そのものが軽くなるわけではありません。子どもを乗せれば重量も重心も変わります。
年齢や体重の条件を確認する
チャイルドシートには、使える年齢、身長、体重などの条件があります。
同じ「子乗せ自転車」でも、前用と後ろ用では条件が異なる場合がありますし、車体側にも取り付け条件があります。
友人の子が乗れているから、自分の自転車でも同じように使えるとは限りません。
使っている自転車とチャイルドシートそれぞれの取扱説明書で確認してください。
小さい子を後ろへ乗せる時期について迷っている人は、1歳の後ろ乗せと安全対策の記事も参考にしてください。

二人乗せ対応車か確認する
幼児2人を同時に乗せる場合は、どの自転車でも前後にチャイルドシートを付ければいいわけではありません。
安全基準を満たした幼児二人同乗用自転車など、使用する地域の交通ルールと車体の条件を満たす必要があります。
後付けで前乗せを追加するときも、「物理的に取り付けられるか」だけではなく、その車体で幼児2人同乗が認められているかを販売店やメーカー情報で確認してください。
慣れてからも基本を変えない
毎日乗っていると、最初に怖かった自転車もだんだん普通の移動手段になります。
これは良いことなのですが、慣れた頃ほど「ちょっとくらい大丈夫」が出てきます。
スタンドを最後まで立てる。ベルトを確認する。ヘルメットをかぶせる。子どもを乗せたまま離れない。
こうした基本は、5年乗っていても変わりません。
あなたが今「子乗せ電動自転車、ちょっと怖いな」と感じているなら、その慎重さは決して邪魔ではありません。操作に慣れながら、必要な慎重さだけ残していけばいいと思います。
子乗せ電動自転車のFAQ
最後に、子乗せ電動自転車の乗せ降ろしや練習について、よく気になるポイントをまとめます。
子乗せ電動自転車のよくある質問(FAQ)
Q1. 子ども2人は前と後ろのどちらから乗せますか?
A. 私はギュット・クルームR・DXで2人乗せしていた頃、荷物を先に安定させたあと、後ろの子、前の子という順番で乗せていました。前乗せに座る下の子の方が動きやすかったため、最後に前へ乗せる方法が扱いやすかったです。ただし、子どもの年齢や体格、車種によって扱いやすい順番は異なります。
Q2. 子乗せ電動自転車が怖いときはどう練習しますか?
A. まず子どもを乗せず、押し歩き、スタンド操作、発進、停止、大きなカーブを練習するのがおすすめです。そのあと子ども1人を乗せて同じ動作を試し、車体の重さと重心の変化に慣れていきます。最初から狭い道や急坂、交通量の多い道路で練習する必要はありません。
Q3. ハンドルロックがあれば手を離しても大丈夫ですか?
A. 手を離してよいとは考えない方がいいです。ギュットシリーズなどにはハンドルのふらつきを抑える機能がありますが、完全にハンドルを固定するものではありません。子どもの乗せ降ろし中は車体から離れず、すぐに支えられる位置にいてください。
Q4. 子どもを乗せたまま荷物を取りに行っても大丈夫ですか?
A. 私は避けています。スタンドを立てていても、チャイルドシートに座った子どもが身体を動かせば車体の重心は変わります。忘れ物を取りに行く場合も、一度子どもを降ろしてからの方が安心です。
Q5. 何回練習すれば子乗せ電動自転車に慣れますか?
A. 必要な回数には個人差があるので、「何回なら大丈夫」とは言えません。回数より、押し歩き、発進、停止、カーブ、スタンド操作を自分が落ち着いて行えるかを目安にしてください。不安が残る動作があれば、その部分だけ繰り返してから子どもを乗せれば大丈夫です。
乗せ降ろしのコツまとめ
子乗せ電動自転車の乗せ降ろしでは、子どもを抱き上げる技術よりも、車体が安定した状態を先につくることが大切です。
私は5年間ギュット・クルームR・DXを使い、2人乗せの時期には次の順番を基本にしてきました。
- 平坦で安定した場所に自転車を停める
- スタンドと車体の状態を確認する
- 荷物を先にカゴなどへ安定させる
- 2人なら後ろの子から先に乗せる
- 前の子を最後に乗せてベルトを締める
- ヘルメットとシートベルトを確認する
- 降ろすときは前の子から先に降ろす
- 子どもを全員降ろしてから荷物を取る
そして、子乗せ電動自転車にまだ慣れていないなら、最初は空車で十分です。
押す、スタンドを立てる、発進する、止まる、曲がる。そこまで自然にできるようになってから子どもを乗せれば、「怖い」という感覚も少しずつ変わってくるかなと思います。
子どもを乗せると、どうしても早く目的地へ着くことばかり考えがちです。でも、一番大事なのは数分早く着くことではなく、毎日無事に行って帰ってくること。
平坦な場所でスタンドを確実に立て、荷物を先に安定させ、子どもを順番に乗せる。この基本を自分のルーティンにしてしまうと、毎日の送迎もかなりラクになります。
怖さが残っているうちは、狭い道や急坂を避けても大丈夫。あなたとお子さんが落ち着いて乗れるペースで、少しずつ慣れていってくださいね。



コメント